小売業の原価計算について¶
まとめ。私見ですwatarukura.icon 原価計算と呼んでいますが、棚卸資産評価の話でもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/棚卸資産 https://ja.wikipedia.org/wiki/原価計算
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まず小売業の利益計算の基本的な会計処理は売価還元法になっている。ありとあらゆる原価法の中でもっともザルで、かつ、いい加減な方法の一つである。
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翻ってみれば、もともと小売流通業においては、個別原価法は悲願ではあった。
棚卸資産の評価方法 より抜粋
- 売価還元法
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値入率等の類似性に基づく棚卸資産のグループごとの期末の売価合計額に、原価率を乗じて求めた金額を期末棚卸資産の価額とする方法。
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- 一定期間の売上高m円と仕入高n円から原価率を計算(n/m)→商品単価*原価率=粗利益
- 個別原価法
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取得原価の異なる棚卸資産を区別して記録し、その個々の実際原価によって商品の払出単価および期末棚卸資産の価額を算定する方法です。
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- 商品Aのww月xx日yy時zz分にn円で販売された分の仕入額はm円→n-m=粗利益
- RFIDに製造ロット番号を書き込む、などの方法で単品の仕入額を追いかける仕組みが必要
- 総平均法
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一定期間ごとに、取得した棚卸資産の平均原価を算出し、この平均原価によって商品の払出単価および期末棚卸資産の価額を算定する方法をいいます。
- x月度の商品Aの仕入れ価格はm円で100個、n円で200個なので平均原価は(100m+200n)/300→x月度売上高-平均原価*販売数量=粗利益
- 月に一回計算すればよい
- 移動平均法
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商品を仕入れた都度、保有する棚卸資産の平均原価を算出し、この平均原価によって商品の払出単価および期末棚卸資産の価額を算定する方法をいいます。
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- x月y日の商品Aの仕入れ価格はm円で100個、前日までの総仕入金額はp円、総仕入数量はq個なので平均原価は(m+p)/(100+q)→x月y日の売上高-平均原価*販売数量=粗利益
- 仕入れの都度、再計算する必要がある
- 先入先出法
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最も古く取得されたものから順次払出しが行われ、期末棚卸資産は最も新しく取得されたものからなるとみなして商品の払出単価および期末棚卸資産の価額を算定する方法です。
- x月y日の商品Aに初回の仕入れをm円で行った。y+a日に2回めの仕入れをn円で行った。y+b日に商品Aを販売する際はy日に仕入れた分から販売したとみなし、売上高-m=粗利益
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仕入れた日毎の数量を記録しておく
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ユニクロ・GUはRFIDにより個別原価法が可能になったはず
- 実際に決算書類を変更するには届出がいるのでやらないかもしれないが、管理会計のために個別原価法は好適
- ある商品がどの程度の利益を生んでいるかを日次で知るには個別原価法か先入先出法か移動平均法
- ただし、先入先出法も移動平均法も、みなしでの計算なので正確な数字ではない
- 卸売業では総平均法、小売業では売価還元法の企業も多い
- 総平均法では月次、売価還元法では棚卸ごとに計算する
- 計算資源がそれほど必要ないこと、多くの品目を扱うため単品ごとの仕入れロット管理が難しいことからこれらが選択されてきた
- 棚卸ロボットによる日次の棚卸や、RFIDによるマーキング、クラウドを使用した従量課金制の計算資源の利用により、卸売業や小売業でも原価計算手法の切り替えが可能になりつつある?watarukura.icon